クラフトバンドの魅力は何か?と言われたら私の回答は決まっています。
無限の可能性を秘めた紙紐
だと答えます。
具体的な無限の可能性とは何か。
わずか一種類の色を使うだけでもデザインを変えるだけで、多種の作品が完成します。
更に同じデザインでも、色を一色、二色、それ以上変えるだけでもガラッと変わった雰囲気の作品が出来上がります。
これは無限の可能性と表現するしかありません。
そんな観点から私の回答は、無限の可能性を秘めた紙紐と言わざるを得ません。
そんな魅力の虜になった私ですが、同じ作品を2個作ると思うのは、全く同じになることがない、ということです。
わずかな力加減で目が詰まりますので、余分にクラフトバンドが必要な時もありますし、弱いと目が荒いため強度も不安定となります。
実に不思議な素材であり、奥が深いです。
この作り方がベストだと思ってはいますが、今の私が出来る作品作りとしてのベストであり、数年後の私にはベストでない可能性があります。
もっとより良い編み方、手順、切り方、素材選びがあるのかもしれません。
一番基本となるのは最後の部分の始末の仕方、ボンドの塗り方、貼り方、目のつめ方です。
どれも簡単なルールなのですが、雑に作業すると作品の質は確実に下がります。
私が一番嫌いなのは、つなぎ目のやり方が雑な作品です。
つなぎ目、特に足りなくなった際に足す際のつなぎも隠しきれない場合はたまにあります。その場所をしっかりボンドで固定しないと確実に壊れやすい場所となります。
そのあたりを正確に計算し過不足のないように仕上げた作品はプロの仕事だと思います。
素晴らしい作品は沢山あります。
ただ見た目がよいだけで、実用性のないものもあるかもしれません。
そういう意味でも作り手は使う人を思い試行錯誤していく必要性を感じます。
今、私の作品で一年前にサンプリングというと大袈裟ですが、モニタリングしてもらった作品が15ヶ月経過しましたが、まだ一切壊れていない様子。
試してみないと分からないことが実際あります。
最近この事実を聞いて少しホッとしています。
エターナルは永遠という意味なのですが、現実的な話をすれば物は壊れていくのが当然です。
それが早いのか遅いのかは作り手の意識次第だと思います。
魅力あるクラフトバンドによる作品を長く使用してもらえるように努力したいものです。
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